| 2025/12/01 |
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車の盗難防止はどうしたらいい?最近の盗難の傾向や具体的な手口も紹介 |
車の盗難被害は多発しており、計画的に行われることも少なくありません。
特に屋外駐車場での被害が多く、リレーアタックやコードグラバーなど巧妙な手口も確認されています。こうした犯罪から愛車を守るためには、施錠の徹底だけでなく、防犯アラームやイモビライザーなど専用の盗難防止グッズを組み合わせて使用することも効果的です。
この記事では、最近の盗難の手口や具体的な防止策について解説し、効果的な対策方法も合わせて紹介します。
車の盗難の傾向
近年、車の盗難は依然として多く、計画的な犯行や部品盗難も増えている現状があります。
ここでは、車の盗難の傾向について解説します。
車の窃盗は計画的に行われることが多い
車の盗難は偶発的な犯行ではなく、多くの場合、周到に計画された組織的な窃盗です。
警察庁の自動車盗難等の発生状況等によると、日本国内の盗難件数は長らく減少傾向だったものの、令和5年頃から増加しています。
被害の大半は高級車や人気車種に集中し、犯行グループはターゲットの車両の特徴や所在を事前に調査し、効率的に盗み出せるように計画を立てて実行します。
また、盗まれた車は車体や部品として海外に不正に輸出されるケースも少なくありません。
このため、一度被害に遭ってしまうと、発見や回収が難しくなります。
屋外の被害が特に多い
車両盗難の被害は、主に屋外駐車場で多発しています。
中でも自宅の敷地外や公共の駐車場、路上駐車など、屋根やゲートによる物理的な防御が薄い場所に停められた車が狙われやすい傾向にあります。これは、防犯カメラやセンサーライトなどの設備が整っていないケースが多く、窃盗犯が周囲の目を気にせずに作業しやすいためです。
被害を防ぐためには駐車場所の選択や防犯設備の導入が不可欠であり、可能であれば屋内駐車場の利用が推奨されます。
部品のみの盗難も多い
近年は車両本体の盗難だけでなく、タイヤやナビゲーション、ミラーなど部品盗難も増加傾向にあります。
こうした盗難は数分で行われるケースも多く、所有者が気づかないこともあります。特にアルミホイールやカーナビは中古市場でも需要が高く、部品を外されることで車両価値が大きく下がる問題が深刻化しているのも現状です。
また、盗難部品を扱う不正な業者やヤードも複数存在し、盗まれた部品はこうしたルートを通じて国内外に流通しています。
狙われやすい車の特徴
警察庁の自動車盗難等の発生状況等によると、令和5年および令和6年中において盗難が多い車は以下の通りです。
- ランドクルーザー
- アルファード
- レクサス
- プリウス
- ハイエース
このように高級SUVやミニバンが特に狙われやすくなっています。
これらの車種が狙われやすいのは、海外需要が高く、中古市場でも高値で取引されるため、組織的な窃盗のターゲットになりやすいためです。
また、最新の防犯セキュリティを狙った高度な盗難手口により、最新モデルも安全とはいえない状況があります。
車の盗難の手口
車の盗難は手口が年々巧妙化している現状があります。
ここでは、特に多発している車の盗難手口について解説します。
ゲームボーイ
ゲームボーイとは、車両盗難に使われる特殊な電子機器の呼称で、携帯ゲーム機に似ていることから名付けられました。
その実態は、車両のセキュリティシステムを無力化し、盗難を容易にするキーエミュレーターというツールです。犯行の手口は、車両から発信されている微弱な電波にこのゲームボーイでアクセスし、わずか5分以内にスマートキーの情報を完全に複製します。
この解析により、犯人は純正キーを所有しているのと全く同じ状態を作り出し、ドアロックの解除(同時に純正セキュリティも解除)やエンジンの始動が可能となります。
結果として、犯人は鍵なしで車を盗み出すことができる仕組みです。さらに、その犯行は短時間で完了する非常に巧妙かつ迅速なものです。
また、複製されたスマートキーの情報は合計20台分もメモリーできるため、犯人は都合の良い時にいつでも盗難を実行することができます。
対策としては、純正品以外のカーセキュリティシステムを導入し、車両の利用に独自の制限を加える方法が効果的です。。
リレーアタック
リレーアタックは、スマートキーの微弱な電波を特殊な装置で受信し、中継・増幅させる手口です。
この電波をもとに、車はキーが近くにあると誤認し、ドアのロックを解除してエンジンを始動させてしまいます。窃盗犯は通常2〜3人のグループで動き、1人がスマートキーの電波を捕らえ、別の犯人が車の近くでその電波を狙って解錠と始動を行います。
特に家の玄関付近にキーを置いている場合や、道路に面した駐車場に停めている車が狙われやすいです。
スマートキーは電波遮断ケースに入れて保管するのが推奨されていますが、それでも完全に防げるわけではありません。
コードグラバー
コードグラバーは、車のスマートキーと車両間の通信を盗聴し、運転者がドアを施錠するときの電波を不正に捕捉して複製キーを作成する方法です。
窃盗犯は被害者が離れた隙に専用機器で電波をキャッチし、その情報を元にスペアキーを作ることが可能となります。高度な通信解析技術を要するため、組織的犯罪グループによる犯行のケースがほとんどです。
コードグラバーはオーナーが気づかない間に車が盗まれるケースも少なくありません。
対策として、スマートキーの保管場所の工夫や電波遮断ケースが挙げられますが、根本的な防止には車両通信技術の刷新が必要とされています。
CANインベーダー
CANインベーダーは、車両のCAN(コントローラーエリアネットワーク)通信に不正アクセスし、ドアロック解除やエンジン始動を行う手口です。
窃盗犯は車のOBD2ポートに特殊機器を接続し、車内ネットワークを操作することで、スマートキーなしでの走行を可能にします。最近はこの手法による盗難が急増しており、わずか数分以内に窃盗されるケースもあります。
純正のセキュリティシステムでは防ぎにくいため、追加のセキュリティ対策が重要です。
イモビカッター
イモビカッターは、車のイモビライザー機能を物理的に破壊し、車のエンジン防犯システムを無効化して盗難を可能にする手口です。
特殊な工具や専用機器でイモビライザー基板を切断したり、損傷させたりし、電子的な防御機構を解除します。この盗難手法は高度な技術が必要であり、被害に遭った場合、盗難発見が遅れるケースが多いのも特徴です。
イモビライザーは多くの車に搭載されているセキュリティシステムですが、純正システムだけでは十分に防げない場合もあります。
車の盗難防止で気をつけたいポイント
車の盗難防止には、短時間でも必ず施錠し、鍵の保管場所や方法にも注意することが重要です。
ここでは、車の盗難防止で気をつけたいポイントを解説します。
短時間でも施錠する
車から短時間離れる場合でも、必ずドアや窓を施錠することが盗難防止の基本です。
現代における盗難手口は非常に巧妙であり、わずかな隙をついて犯行が行われます。わずか1分以内で盗まれるケースも現実としてあるため、買い物や送迎などの短時間外出時にも、必ずドアと窓の施錠を徹底することが大切です。
日常的に施錠を徹底する習慣をつけることで、盗難リスクを減らすことができます。
鍵の保管場所や方法に注意する
鍵の保管場所や方法を適切に管理することは、車の盗難防止で重要なポイントです。
スマートキーは微弱な電波を常に発信しており、これを悪用したリレーアタックでの盗難が増加しています。玄関付近や車の近くに無防備に置いてしまうと、窃盗犯が特殊機器で電波を中継し、不正に車のドアを解錠される可能性があります。
対策としては、スマートキーを金属製のケースや専用の電波遮断ポーチに収納し、外部漏洩を防ぐことが効果的です。また、キーの保管場所は外部から見えにくい安全な場所を選び、家族や同居者へも管理の徹底を促しましょう。
さらに、複数のカギを不用意に持ち歩かないことも重要で、キーの紛失や盗難リスクの減少につながります。
貴重品を車内に放置しない
車内に貴重品を置きっぱなしにすることは、車上荒らし被害の原因となります。
特に財布や携帯電話、バッグなどの換金しやすい貴重品はターゲットになりやすいため注意が必要です。窓から見える位置に置くのは避け、長時間車を離れる際は持ちだすようにしましょう。
また、車内に物が散乱していると「この車は無用心だ」と思われるため、整理整頓も有効な防犯策です。
貴重品の置き忘れを防ぐためにも、車内での貴重品の置き場所を決めておくことも役立ちます。
車庫にも盗難対策をする
自宅の車庫における盗難対策は、車の安全を守るために重要なポイントです。
車庫は安心できる場所と考えられることも多いですが、実際には被害に遭うケースもあります。例えば、車庫の扉の施錠忘れやシャッターの閉鎖が不完全だと盗難犯にとって好機です。鍵がかかっていなかったり、窓が空いていれば簡単に侵入されたりする可能性もあります。
さらに、照明や防犯カメラ、センサーライトが不足している車庫は犯罪抑止力が弱く、盗難リスクが高まる点にも注意が必要です。
窃盗犯は車庫の周辺環境や防犯設備を数日かけて観察し、もっとも警戒が薄いタイミングを狙って犯行に及ぶこともあります。
このため、自宅の車庫においても盗難対策を徹底することが重要です。
車の盗難防止には専用アイテムを活用しよう
盗難手口は日々進化しているため、常に最新情報をチェックし、総合的な防犯対策を講じることが重要です。
ここでは、車の盗難防止に効果的な専用アイテムを紹介します。
センサーライト
センサーライトは、侵入者の動きを感知すると自動で点灯し、犯行を抑止する防犯アイテムです。
窃盗犯は人目に触れることを嫌うため、突然の明かりは強い心理的プレッシャーとなります。警察庁の防犯指導でも推奨されており、設置場所を玄関や車庫など車庫周辺に配置するのがポイントです。
また、点灯時に周囲を明るく照らすことで、不審者の特定や通報を促す効果もあります。照明が常時点灯する場合に比べると、電気代を抑えられて経済的です。
設置する際は、誤作動を避けるために風で揺れる木の枝や通行人の多い道路側は避け、適切な高さと角度を選びましょう。
さらに防犯カメラとの併用により、不審者の記録も可能となり、セキュリティ効果が格段に向上します。
イモビライザー
イモビライザーは車のエンジンを無断で始動させるのを防ぐ電子防犯装置で、多くの車に標準装備されています。
イモビライザーが正常に作動すると、正規のキー以外ではエンジンがかからず、盗難リスクが大幅に減少します。電子信号で車両とキーを認証する仕組みであり、近年の盗難手口にも対応しているのが特徴です。
ただし、イモビカッターなどの特殊な手口には弱点もあるため、他のセキュリティ対策と併用することをおすすめします。
防犯アラーム
防犯アラームは、盗難・車上荒らし被害の抑止に効果的な装置です。
不正なドアの開閉や衝撃を感知すると大音量の警告音が鳴り、犯人を威嚇して犯行を断念させます。特に夜間の防犯に効果的であり、近隣住民や通行人が異常に気づきやすくなります。
多くのカーセキュリティに搭載されており、手軽に盗難対策を強化することが可能です。
設置場所や感度の調整が重要で、誤作動を抑えながら常に正常に作動させることがポイントになります。
カーセキュリティ
カーセキュリティは、車の盗難や不正侵入を総合的に防ぐためのシステムで、以下のような機能があります。
| 機能名 | 概要 |
|---|---|
| スターターカット | 不正なエンジン始動を防止 |
| ドア・トランクトリガー | ドアやトランクの不正開閉を検知 |
| ショックセンサー | 衝撃や振動を感知して警報を鳴らす |
| レーダーセンサー | 車両周囲の不審者の接近を検知して警告 |
| オートアーム機能 | 一定時間操作がないと自動で警戒モードに切り替わる |
| GPS機能 | 車両の位置をリアルタイムで追跡 |
これらの機能により、車の異常状況を即座に察知し、所有者に通知するとともに犯人を威嚇・追跡することができます。
カーセキュリティ購入時には、車種やニーズに合った機種選びと信頼できる専門業者による設置が重要です。
まとめ
車の盗難防止は、近年ますます巧妙化している手口に対応するため、複数の対策を組み合わせて行うことが重要です。
計画的な犯行や屋外での盗難被害が増加しているため、短時間の外出時でも必ず施錠し、鍵の適切な保管や、貴重品を車内に放置しないといった注意が求められます。
また、防犯カメラやセンサーライト、イモビライザー、防犯アラーム、カーセキュリティなど専用アイテムを活用することで、盗難リスクを大幅に低減します。さらに、駐車環境の見直しも防犯効果を高めるために欠かせません。
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| カテゴリー: カーセキュリティー コラム |


